代表取締役比嘉 智明
「沖縄は、日本の抱える全ての課題を内包した、日本の縮図だ。」と、語ったジャーナリストがいました。
沖縄県は、他府県と比較して所得水準が最も低く、子どもの貧困率においても全国の2倍、教育水準も全国最下位といった状況で、県民の暮らしは非常に厳しい状態が恒常化しています。
その問題の根本的な原因は、社会構造や各産業における業界構造、そして社会を形作る私たち一人一人の意識の中に存在していると考えています。
一方でWikipediaによると、コンサルティングとは、
「企業などの役員に対して解決策を示し、その発展を助ける業務のこと。または、その業務を行うこと。コンサルティングを実行するコンサルタントには、他の組織の役員と対等に接するため、起業家精神を強く要求される。従って、各コンサルタントは極めて能動的である必要がある。」と、記されています。
「発展を助ける」ということから、本質的には、コンサルタントは事業の主体者とはならず、伴走者としての立ち位置が適切なのかもしれません。しかしながら、先の通り、問題の原因が根深く、1企業や1経営者だけでの解決が困難な場合、コンサルタント自身が起業家精神と能動性を発揮し、課題解決に臨む姿勢も重要ではないかと考えています。
私たちはそのような考えのもと、沖縄の社会課題やお客様の経営課題に対して、主体者として関わり、事業の立ち上げと推進によって、沖縄の課題解決に取り組んでいます。
そして、沖縄が日本の縮図であるならば、沖縄が抱える課題の解決は、日本の課題の解決にも結びつくはずです。
そう願って、日々愚直に課題に向き合っています。